保護者と教職員とで、子どもたちが豊かな学校生活を
送れるように協力し合うPTA活動。そして地域の方々も、
子どもたちの成長を温かく見守る地域住民主体による
互助制度。
いずれも地域の将来を担う子どもたちが勉強しやすい
環境を作ってあげようという自助・共助の精神の下に
行われているわけですが、
子どもたちは国の宝ですから、公助という概念も
しっかり持ち合わせなければならないと思います。
環境整備促進委員会という、校区内区長会のみなさん、
PTA本部役員、学校長・教頭を中心とした委員会が
設立されているとのことで、地域の子どもたちの
成長を見守る自助・共助の精神が非常に高い地域である
と感じるわけですが、ここに教育委員会を含む市が
加わっていないことに疑問を覚えます。
(学校長・教頭先生はいらっしゃいますが)
私が住んでいる地域でも、「暗渠排水工事」という
大がかりな工事までをPTAや地域住民で行うことは
ありませんが、ちょっとした工事であれば行ったり
することもあります。
でも材料費等は公費要求・請求をするようにしています。
各学校に割り当てられた予算内で対応出来るものは
学校から支給してもらい、それ以上のものについては
学校長から教育委員会(校長会)を通して、市の予算を
つけてもらえるように依頼を出しています。
(多額の予算が掛かるものは予算がなかなか付きませんが、
子どもたちの安全に掛かるものについては、理由を
しっかりと説明すれば、予算をつけてもらえることもある)
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話は変わりますが、富津市では、毎年の次年度予算要求を
大体10月ぐらいまでに上げることになっており、平成31年度
予算方針について「維持補修費」について個別施設においても
適切な要求をするように、庁内各部署に通達が出ているようです。
http://www.city.futtsu.lg.jp/cmsfiles/contents/0000002/2288/H31henseihoushin.pdf
学校長や区長さんたちから市に今回の要求が上がっていれば、
予算を付けるかどうかの検討案件になっているかと思います。
(実際に予算が付くかどうかは、来年3月の議会後に決定する)
市の予算については、学校関係だけでなく、他の予算についても
同様のプロセスを踏んでいくことになりますので、このような
ことを理解した上で、学校のことは学校長、地域のことは区長さん、
そして議員への陳情等を通して市へ訴えかけてもらうように
してみてください。