9月23日に富津市長選挙が告示され、予想通り現職の佐久間氏と、新人の地引氏の一騎打ちとなりました。各紙のWEBニュースで取り上げられています。
任期満了に伴う富津市長選が23日告示され、3選を目指す現職の佐久間清治氏(66)=自民、公明推薦、新人で公認会計士の地引直輝氏(32)のいずれも無所属の2氏が立候補を届け出た。人口減少対策などを争点に現新一騎打ちの舌戦が展開される。投票は30日で即日開票される。
佐久間氏は2期8年の実績を強調。メガソーラーや集客施設の誘致など、浅間山の跡地利用による地域活性化や定住化の促進、バスターミナルの整備など利便性の高い住環境の充実を重点に挙げ、「安全・安心な富津市づくり」を目指す市政の継続を求めている。
地引氏は、中後淳衆院議員(新党きづな)の元秘書。現在の都市計画見直しを公約に、市内各地区の特色を生かして経済活性化や生活の利便性向上につなげる「かずさ西海岸まちづくり構想」を提唱。「若い世代が伝統を楽しく受け継げる街に」と訴えている。
佐久間候補は学校校舎の耐震化、高齢者ら要援護者の見守りネットワーク発足などを挙げ「『誠実・対話・実行』を基本理念に、より良い富津市づくりにまい進してきた」と2期8年の実績を強調。その上で「人口減を止めるには働く場所をつくり、利便性を良くしないといけない」として、浅間山砂利採取場跡地を活用した雇用創出、高速バスターミナルの整備、子育て環境の充実などを訴えた。
地引候補は「諦めかけた富津を何とかする台風の目になりたい」と、この日の雨にかけて意気込みを語り、「千葉市の熊谷(俊人)市長は私の2歳上、夕張市を建て直している鈴木(直道)市長は2歳下。富津も私も諦めない」と若さをアピール。和光保育園を皮切りに各所で、君津市との一体的な広域市街地形成、君津中央病院大佐和分院の同駅前移転などの政策を訴えた。