NHKで2022年5月14日(土)19:30から放送されたブラタモリ「#202 東京湾~海の玄関口・東京湾 原点は川にあり?~」で富津岬と第二海堡が映りました。この回のテーマは東京湾の成り立ちですが、川がポイントになっていて利根川が大昔に鬼怒川方面に向きを変えられたことにより、東京湾に流れる土砂の量が減り湾としての深さを保てたのだとか。
そして、東京湾の入り口にあたる富津岬にやってきました。
富津岬
ブラタモリ御一行が富津岬に来てる!
富津岬から眺めると、対岸の横須賀・走水は本当に近くに感じます。
この富津岬が重要な拠点だと
富津岬は北側と南側で波の高さが異なります。
外洋につながる南側は波が高く、内湾にあたる北側は穏やかです。
東京湾に突き出た富津岬が東京湾全体の防波堤になっているんですね
では、この富津岬がどうやってできたのか?
さすがのタモリさんにも難しい問題!
富津岬は、かつて北風と南風が同じくらいの強さで吹く場所だったようで、北南から風で運ばれた砂が沖方面にまっすぐ伸びていった砂嘴(さし)と呼ばれる地形だとか。
富津岬だけでなく、第一・二海堡あたりまで浅瀬の砂が続いており防波堤となっています。
新しい富津ポーズが誕生か!?
第二海堡
話題は展望台からも見えている海堡に移りました。
浅瀬だからこそ第一・二海堡が建設できたんですよね。
海の玄関口と川の関係性を探るために一行は第二海堡へ向かいます
船に乗って第二海堡にアクセスします。
以前、管理人も入島しましたが海堡内のレポートです
太陽光発電の下に砲台跡があったりします
カノン砲は三段構成になっていて地下空間は「掩蔽壕(えんぺいごう)」でつながっています
その地下空間が露出している部分。撮影隊は特別な許可でここに降りて撮影していました。
さて、第二海堡までは浅瀬と言っていたのですが、すぐ近くを大きな船が横切ったりします。
実際に現在の船の通り道になっているのですが、番組冒頭に説明のあった「古東京川」の跡が深くなっており、航路として残っているのですね。
川との関係というのは、ここでは古東京川のことだったんですね
「自然の防波堤」の役割であり、「大型船も撮れる海の道」でもあるというわけです
というところで番組終了。今回も濃い内容でした。
エンディングではかりめ丼を食べているっぽい映像がありましたが、どのお店でしょう??
§
さすがに、歴史や地理的な考察が詳しいブラタモリだけあって知らないこともたくさんありました。
富津っ子でも第二海堡の上陸ツアーに参加したレポートを記事にしていますのでよろしければこちらもご覧ください!
第二海堡上陸ツアーに潜入!近くて遠い人工島で見える景色とは!? – 富津っ子