以前、富津弁のロックンロール!?「富津んロール!」という記事を書いたところビックリするほどのいいね数と「誰が歌っているんだろう?」という反響コメントが届きましたが、なんとこの曲を作られたご本人からご連絡をいただく事ができたのです。現在も富津市にお住まいで木更津あたりによく出没する(笑)ということでしたので、お会いしてお話を聞くことができました!
※恥ずかしいので敢えてロックな顔の写真を使ってくださいとのリクエストいただきました(笑)
中学在学中に、ギターと並行して作詞・作曲を始める。同級生と組んだバンドで自宅録音したデモテープを製作。その後ソロ活動となり、数多くの楽曲を製作。
インディーズ事務所と契約。
現在は事務所を離れフリーとなり、地元の千葉県富津市を拠点として楽曲製作活動中。木更津市を中心に弾き語りによるライブ活動も行っている。
最新情報: 高澤俊作ツイッター
話題の「富津んロール!」まずはYouTubeで聴いて見てください。
それでは、慣れないインタビュー形式でお送りしますww
お話をお聞きした場所は高澤さんが店員と間違えられるほどしょっちゅう行っている(笑)という木更津駅東口の木更津焼きそばさんです。
富津っ子(以下「富」):
今日はお時間いただきましてありがとうございます!「富津んロール!」の作者ご本人にお会いできるとは思ってもみませんでした。
高澤俊作さん(以下「高」):
いえいえ、こちらこそようやく陽の目を見たようで嬉しいですよ(笑)友人から「富津んロール!」が取り上げられてるよって聞いてコメントさせていただきました。
富:
そのお友達が富津っ子を見つけてくれたんですね(涙)大感謝です。
ボクも、YouTubeに富津のこと歌っている面白い動画があるって友人に教えてもらって聴いたのが初めてなんです。もう聴いてる間ずっとニヤニヤが止まりませんでした(笑)
高:
ありがとうございます(笑)でもよく見つけましたね。YouTubeに何も情報書いてないですし。
富:
そうなんです。誰が作って、誰が歌っているのか何も書いてないですからね。でも、富津弁の訛り的に絶対地元の人だとは思ったんですけど手がかりがなくて。
どういった経緯で作られたんですか?
高:
もう10年も前になるんですけど、当時自主制作の1stアルバムを作っていた頃でボーナストラックで何かバカなことしたいなと思ったんです。ボーナストラックって言っても、CDの最後の曲でしばらく無音が続いて急におまけの曲が流れたりするヤツで・・・。
富:
分かります、分かります(笑)!昔良くありましたよね。
でも、そこで富津弁のアイディアが出てきますか!?
高:
実は小学校のころに富津弁に興味をもって、学校の作文に富津弁に対する熱い思いを書いたらすごく評価されたんですね。多分その記憶がどこかにあったんだと思うんですけど、これだーっと思ったんです。作詞・作曲を私、同級生の永松くんと二人でアレンジしてこの曲ができました。
富:
歌詞に「下洲(したず)」とかでてきて、「もうこれ地元の人じゃなきゃわからないでしょ!?」って大ウケしちゃいましたw
高:
そうそう、歌詞は実体験から来てたりするんですよ!
♪「下洲で釣りしたっけんが、あんもつれねーったおー」
というところは、ウチの親父が下洲によくクロダイを釣りに行っていたところからでてきてますし、
♪「おっかねー道が暗れーっから、田んぼに突っとってっちったー」
は、私自身ではないんですけど、友達のお父さんが車で田んぼに落っこちたっていう笑い話からきています(笑)
富:
実話なんですか!?(笑)それはまた違って聴こえてきそうですねw
こんな面白い曲ですから、10年前の作った当時も話題になったんじゃないですか?
高:
いやー、当時は今みたいにネットで簡単に公開するっていう感じでも無かったので、普通にCDの最後に入ってるボーナストラックを聴いてもらうしかなくて、自主制作なので配った枚数もそれほど多くないですし、その内何人が気付いてくれたか?って感じなんです。
富:
それが、YouTubeにUPしたら急に認知された感じですか?アップロードは2012年8月なので1年前くらいですよね?
高:
いえいえ、UPしてから最近まで全く反応がなくて、今回取り上げてもらったのが本当に初めてですよ。
本当にありがとうございます(笑)
富:
いやー、冗談で作ったといってもこんなハイクオリティでできちゃうのは本当にすごいなと思います。富津を盛り上げる意味でもすごい効果あると思いますよ。
高:
こうなったら下洲をメジャーな場所にまでしちゃいますか!?聖地巡礼みたいに「富津んロール」で歌われてた下洲に来ちゃった〜みたいな(笑)
富:
それ最高ですね!下洲盛り上げちゃいましょうよ!
§
富:
今日、事前のやりとりで生演奏もしていただけるということなんですけど「富津んロール」とかいけちゃうんですか?
高:
いやー、10年前の曲なのでさすがに覚えてないですw別なので勘弁してください(笑)
(というわけで、高澤俊作さんの「タイトル未定」というタイトルの(笑)曲を演奏いただきました!)
(カホンを叩いているのは高澤さんのご友人であるプロビーチバレー選手の松葉洋弥さんです)
まとめ
富津を愛し、富津で音楽活動を続けている高澤さん。音楽の他に料理や日曜大工にもこだわりが強く家具製作やリフォームのお仕事もやっているとか!モノづくりをする人はどこか一つのことに熱中して深く掘り下げるのが得意なんだろうなと感じました。
初めてお会いしたのに気さくに会話していただき、本当にありがとうございました!
現在も音楽家として数々の作曲をされている高澤さんの歌声は、iTunesですぐに購入できる最新アルバム「空蝉【うつせみ】 – EP」で聴くことができます。
iTunes – ミュージック – 高澤俊作「空蝉【うつせみ】 – EP」
YouTubeにダイジェストもありますので、視聴して気に入った方はぜひ購入を!
木更津駅前での路上ライブや、今回お邪魔した木更津焼きそばでも頻繁に演奏しているそうです。気になる方は高澤俊作さんのオフィシャルサイトをチェック!
[…] 【2013/09/16】 「富津んロール!」の産みの親/高澤俊作さん →作者の高澤俊作さんへのインタビューに成功! […]
初めまして。私や親族が房総の出身なので、とても楽しく懐かしく聴かせていただきました。ただ、「富津弁」という括りは無く、君津辺りから下は「房州弁」ですよ。しかも南房総で、外房とはイントネーションが違います。
作者の方の富津愛はすげぇお。この曲聴いたら、たまにはけぇらねばおいないと感動したお。あんつっても、蛙が気だしておっかねぇ。道が暗くて田んぼにつっとっちったの歌詞が大爆笑だったお。あじょにもかじょにも、内房線の電車が殆ど無くなったからよ、都内からの交通の便が悪くてしゃーましちゃうよ。
何年か振りに、鋸山と保田の浮島を見ねばおんねぇや。