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新舞子海岸のすぐ近く。高増暁子さんと芸術の森(富津市亀田)

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富津市の情報発信を始めて1年半以上経っていますが、こういう活動をしているとふと忘れかけていた遠い昔の記憶と交わることがあります。先日、日本画家の高増暁子さんを佐貫にある芸術の森まで訪ねたところ、ここは私がまだ小さかったころに「森の劇場」が行われていたところだと思いだしました。

「森の劇場」は森の中に舞台が設置され日が落ちた暗がりの中に松明を灯して演劇が行われるという、とてもユニークで雰囲気のある催しでした。母に連れられて何度か観劇したはずですが、この松明の灯りで照らされた森の中のシーンが強烈に脳裏に残っています。恐らく小学生くらいだったのだと思いますが、同級生の悪友と劇中に構わずそこら中を走り回っていたような気がします(笑)

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森の中に急に現れる無機質なオブジェ

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こちらはちょうど「森の劇場」の舞台があったあたり。かつて舞台美術をされていたという高増さんの旦那様の作品で懐かしいエリマキトカゲを模したもの。

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変わらない森の雰囲気はもう30年近く前かもしれない記憶を呼び起こします。

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森の中にある、高増さんの私設ギャラリーへ

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珪藻土の白壁とテラコッタの床は調湿効果があり、大切な作品の管理に重要な役割を果たします。中に入ったとたんにとても心地よい空気が流れています。

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やわらかな色合いが特徴の高増さんの作品が並びます。

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昨年の日展に出展された「里の阿弥陀堂」という作品。高増さんは日展の会員になられるほどの腕前なのです。
この絵は写真ではわかりづらいかもしれませんがかなり大きなサイズで迫力があります。
とはいえ、高増さんのやわらかなタッチで描かれる作品は圧迫感はなく、まさにその風景の中に溶け込んだような錯覚を覚えます。

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昨年と今年の日展作品の絵葉書をいただきました。
どちらも、この森の近くの風景だということで、実はここにくるまでの細く入り組んだ道のりを辿ってくることも作品を楽しむための準備だったのかもしれません。素敵な絵ハガキなんですが、実物はもっともっと素晴らしいです。岩を砕いて作られた塗料を使うとのことで近くでみると破片なのかキラキラ光っていたりするんです。この質感は目の前で見ないと分からない。

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こちらは、ギャラリーにあった大きな椅子!
高増さんは「王様の椅子」と呼んでいましたが、ここに座るとなぜか偉くなった気分になれます(笑)

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母屋にお邪魔して、これまた素敵な土間スペースでお茶をいただきました。
なんと、近々息子さんがこの森の中にカフェを開くのだとか!
焼き菓子も素朴ながらとても美味しく、レモングラスにステビアの入った甘酸っぱいお茶も絶品でした。

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こちらが、カフェになる予定の場所。
着工が遅れているそうですが、デッキのスペースを広く取ったレイアウトだそうでこれまた気持ちのよい場所になりそうです。

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芸術の「森」ではありますが、歩いてすぐ海に出ます。
実は、子供のころ訪れた時は夜で暗かったこともあり、道が入り組んでいることも合わさって山の奥深くにきたんだと勘違いしていました。こんなに海の近くだったなんて。

ちょうど夕日が綺麗な時間にあたり、心があらわれるような夕景を拝むことができました。

物腰柔らかく包容力のある話し方をされる高増さんから、今回はお会いできなかった息子さんともども富津を盛り上げていってほしいと励ましの言葉をいただき、心新たにする管理人でした。また、この森を訪れてパワーをもらいたいと思います!


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