富津シティロータリークラブから東日本大震災被災地訪問の様子が届きましたので、ご紹介します。
訪問概要
〇 訪問日: 平成31年2月10日から11日
〇 主な訪問地: みやぎ子ども養育支援の会、日和山(日和山公園)
NPO法人みやぎ子ども養育支援の会
(木村孝禅理事長の言葉)
東日本大震災の翌年2012年から児童相談所経由で子どもを預かって家庭的な雰囲気の中で養育するファミリーホーム事業に取り組んで7年になります。これまで16人の子どもとかかわり18歳を超えた4人の子どもが巣立って行きました。昨年、1年生の男児の絵が県の作品展で入選の評価を受けました。先日、ホームを巣立って昨年5月からカツオ船に乗っている青年が寄ってくれて子どもたちにお年玉を頂きました。また、成人式を迎える女性もあいさつに来てくれました。子どもたちが関係する痛ましい事件が続いている昨今、ここを巣立った子どもたちが確実に成長しておりますことは私たちの喜びであり励みでございます。どうぞ皆様、ご自愛いただき、ご健勝で過ごされますようお祈り申し上げます。
〇富津シティロータリークラブより義援金を贈らせて頂きました。また昨年、当クラブも後援した「東日本大震災追悼イベント富津市竹岡2018」竹岡地区の義援金も贈らせて頂きました。
日和山(日和山公園)
日和山は、松尾芭蕉、石川啄木、宮沢賢治など多くの文人墨客が訪れた、石巻のシンボルです。目の前には広く太平洋が広がり、牡鹿半島、遠くには蔵王連峰、そして時には相馬地方の山並みまで見ることができます。そして春には桜、ツツジの名所として多くの市民が訪れる憩いの場所でもあります。標高約56mの小高い山は、2011年3月11日の東日本大震災時、数えきれない人が避難した命の山となりました。そして避難してきた人々は降りしきる雪の中、信じられない光景を目にします。高さ6mを超える大津波が目の前の街並みや車を押し流し、同時に発生した津波火災によって燃え上がる街の景色です。人々は、絶望感とともに家族、友人の無事を祈りながら夜を明かしたのです。
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今年も東日本大震災追悼の想いを忘れないように、3月9日に竹岡で花火があがります。