新型コロナウイルスの感染拡大により、全世界的に混乱している状態ですが、全国の花火師さんたちが悪霊退散祈願として一斉に花火を打ち上げる企画を立ち上げました。
花火のルーツをたどると、悪疫退散祈願を目的として
花火を打ち上げたことが花火大会の起源ともいわれており、
鎮魂を目的とした花火や復興を願う花火も
これまで多く打ち上げられてきました。我々、花火業者にできることは、花火をつくり、打ち上げることです。
悪疫退散を祈願し、花火を見上げて“笑顔”になってもらう。
全国の人たちに希望と元気を届けたい。ひとりでも多くの人にこの想いをお届けできるよう、
全国各地で一斉に花火を打ち上げるプロジェクトを立ち上げました。
6月1日 一斉打ち上げ
実施されたのは、2020年6月1日の20時。人が集まらないように場所は非公開で開催されました。
富津では毎年「富津市民花火大会」の打ち上げを担当されている立石煙火製造所さんが企画に賛同され、富津市内某所で打ち上げが行われました。
5月28日 花火の日にプレ打ち上げ
実は企画に先駆けて、5月28日にも打ち上げが行われていました。
この日は「花火の日」とされているそうで、もともと花火が悪霊退散の意味で始まったとう由来にもあやかっての実施でした。
とてもキレイな花火が上がり、昨今の落ち込んだ雰囲気が解消できたような気がします。
今年の富津市民花火大会は中止が決定されていますが、また花火が見られることを期待しています。