2022年12月12日と13日にかけて富津シティロータリークラブ主催の「東日本大震災語り部プロジェクト」が実施されました。富津市内の小学生・中学生を対象にオンライン形式で行われたもので、実際に被災された語り部の方から直にお話を聞くことができる貴重な機会となりました。
富津シティロータリークラブは毎年被災地訪問の活動をされています。
・富津シティロータリークラブの東日本大震災被災地訪問(2022)
・富津シティロータリークラブの東日本大震災被災地訪問(2020)
・富津シティロータリークラブの東日本大震災被災地訪問(2019)
開催当日の様子を富津シティロータリークラブ・立石会長よりご報告いただいたのでご紹介いたします。
※写真は全て富津シティロータリークラブ提供
小学校での開催の様子
中学校での開催の様子
富津シティロータリークラブ・コメント
東日本大震災語り部プロジェクト
~富津市内小中学生に大震災の経験と教訓を伝える~
富津シティロータリークラブ主催の「東日本大震災語り部プロジェクト」を実施しました。2022年12月12日は富津市内の小学校5校(5、6年生)13日は中学校2校(1、2年生)を対象に、オンライン方式で開催し合計約550名の児童生徒が受講しました。授業は、富津市教育センターが総合司会・進行を務め、宮城県石巻市の公益財団法人3.11メモリアルネットワークによる「震災学習プログラム(震災の概要・講話・中継・質疑応答)」で行われました。
授業の開始にあたり、高橋富津市長から「自然災害はいつ起こるかわからない。今日の貴重なこの学びを自分のこととして大切に、心構えを養ってほしい」という挨拶をいただきました。
授業では、衝撃的な東日本大震災の津波や被災の映像、石巻で幼稚園の子供を亡くした語り部である母親の「命のメッセージ」、そして釜石で津波を体験した当時中学3年生の語り部の「釜石の出来事」により、災害に対する備え、命の大切さ、地域住民との関わりの重要性などを勉強しました。小中学生からは、辛い経験を話していただいたことへの感謝の言葉と、地域で災害に対する事前準備と避難訓練の実施の必要性、そしてそのことを家族全員で共有するという決意が述べられました。主催者として、未来ある子供たちが自然災害に対する備えと災害発生時に命を守る行動を考える機会を提供できたと思います。
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これほど、大きな震災であっても時とともに忘れ去られてしまいがちです。
このような地道な活動を通して直接被害のあった地域以外でも、災害の記憶を新たにし防災への備えをすることは大事ですね。
富津シティロータリークラブのみなさま、素晴らしい活動をありがとうございます。
国際ロータリー第2790地区 | 富津シティロータリークラブ